血霧夜月

穏やかな笑みの下に毒牙を隠す紅き月


 血霧一族の純血にして末裔。

マフィアRuggedの若き幹部で潜入を得意としていてる。その為相手の懐に入り込むのが上手い。

 剣術の腕も相当なもので、飛んできた弾丸を弾くことも容易く行う。


表裏


 物腰が柔らかく、穏やかな笑みを浮かべる好青年ー彼と初めて会った者は口を揃えてこう言うだろう。しかしそれは相手を欺く為の表の顔に過ぎない。本来の夜月は、命令とあらば赤子だって躊躇無く殺す残忍なマフィアなのだから。

 とは言えオフの時は先の残忍さは何処へやら。面倒見の良い兄貴っぷりを発揮する。



化け狐、覚醒


 小さな村に生を受けた彼は悪タイプという理由だけで迫害を受けた。家族は山の中でひっそりと暮らしていた。

 悪しき風習の被害を受けながらも、母の手伝いをしたりイタズラしたりしながら、産まれてくるし他の兄弟を楽しみに過ごし健やかに育っていた。ゾロアでありながら、まだイリュージョンは完璧に使えず、せいぜい耳を生やすので精一杯だったが気にしていなかったーあの時までは。


 村であったささやかな宴。もちろん夜月達は参加させて貰えないので家に居たのだが、その宴の余興で度胸試しと称し、当時の村長が村民を何の罪もない彼の家にけしかけた。

 轟音を立て炎を吹き出す家から何とか逃げ出して来た母子を、村民共は下品な笑い声と共に追いかけた。

 逃げきれないと悟った母は、唯一持ち出した家宝、太刀・妖狐斬を夜月に託し彼を草むらへ隠し、たった一人立ち向かった。九つの尾を持つ狐へと姿を変え奮闘はしたものの、彼の前で無常にも惨殺された。腹を裂かれ、胎児をも…


 目の前で母と産まれてくるはずだった弟が殺されるのを見た彼は、怒りに身を任せイリュージョンを発動。部分的な変化で精一杯だった彼が姿を変えたのは…イベルタル。

 突如目の前に現れたイベルタルに慌てふためき、逃げる村民を夜月は1人残らず殺した。それだけではなく、村も襲撃。たった一晩でありとあらゆる物を焼き払い、村人を皆殺しにした。全ての元凶の村長を除いて。


Ruggedへ


 村を焼いてから3日後、彼はRuggedのリーダー玉響と出逢う。刀を手に斬りかかったが、もちろん簡単にいなされ、ひとつ提案を持ちかけられた。復讐するだけの力を与える代わりに、組織へ入れ-つまりは光を捨て、血と暴力に溢れた闇の世界へ足を踏み外せというもの。差し伸べられる血塗られた手を彼は迷う事なく掴んだ。



相棒


 組織に入り数日後にやって来た瑠戈とは似たような境遇であり、また同い歳ということもあってすぐに意気投合した。

 それから約20年。共に成長した2人は相棒であり、親友であり、ライバルであり、兄弟であり、己の半身と言っても過言ではないほどの関係になった。

 

 瑠戈の腹違いの弟が組織に保護された最初こそは、警戒し嫌悪感を露わにしていた。しかし彼の境遇、そして何より瑠戈が無意識に気にしている事に気付いてからは、瑠戈の精神面を全面的にサポートした。各言う夜月自身も、元の面倒みの良さも手伝って、弟のように接している。




プロフィール

種族/特性: ゾロアーク/イリュージョン

年齢: 20→24歳

誕生日: 10/26

身長: 182,2cm→184,7cm

体重: 74,3kg→76,3kg

利き手: 左

血液型: B

性格(人):忠実、面倒見が良い

性格(獣):冷静、抜け目がない

イメージcv:諏訪部順一

イメージカラー: 赤

イメージ花: 鬼灯

好きな食べ物: お稲荷さん、揚げ出し豆腐

嫌いな食べ物: パクチー、ゆで卵

趣味: 刀の手入れ

得意技: 辻斬り、火炎放射

異名:紅狐

コードネーム:ヴォルペ